名言・語録一覧
サー・トーマス・ブラウン『医道宗教』
死を軽蔑するのは勇敢な行為である。
だが生きることが死ぬことよりつらい場合、まことの勇気はあえて生きることである。
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)134p
天が人に大任をあたえようとするとき、まずその心を苦しめ、その筋骨をさいなみ、
飢えを知らせ、その人が行おうとしていることを混乱させる。
かくして、天は人の心を刺激し、性質を鍛え、その非力を補う。
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)133p
もっとも悲しむべきことは、名誉にも打算がつきまとったことである。
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)131p
切腹で運命をともにする、末弟であるわずか八歳の八麿に対して
左近:見よ、弟よ! わかったか。
あまり短刀を深く押込みすぎるな。後ろに倒れたら無様だ。前にうつ伏せ、ひざを崩すな。
内記:目をカッと見開け。さもないと女の死に顔のようになる。
切っ先が腸に触れるとも、力尽きようとも、勇気を奮って倍の力で掻き切れ
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)131p
父母は天地のごとく、師君は日月のごとし
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)110p
私を生んだのは親である。私を人たらしめるのは教師である
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)110p
名誉と名声が得られるのであれば、サムライにとって生命は安いものだ
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)91p
若年のころに勝ち得た名誉は、年齢とともに大きくなる
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)91p
西郷隆盛『西郷南洲遺訓』
人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、己れを尽くし人を咎(とが)めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)89p
意味を教えてください
- もっちー
些細なことで怒るようでは君子に値しない。
大義のために憤(おこ)ってこそ正当な怒りである。
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)88p
あなたが裸になって私を侮辱しても、それが私にとって何だというのか。
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)88p
孟子(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%9F%E5%AD%90)の言葉
羞悪(しゅうお)の心は義の端(はじめ)なり
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)86p
トーマス・カーライルの言葉
恥は、あらゆる徳、立派な行い、善き道徳心の土壌である
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)86p
不名誉は樹木の切り口のように、時はこれを消さず、かえってそれを大きくする
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)86p
正直は徳の中でももっとも若い徳である。
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)81p
富の道が名誉の道ではない
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)80p
嘘は「心の弱さ」である
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)79p
ヒュー・ブラックの言葉
正常な良心はそれに対して要求される高さまで上がり、
それに対して期待された水準の限界にまでたやすく落ちる
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)78p
おそらくヒュー・ブラックの言葉
人を泥棒と呼べば、彼は盗むであろう
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)78p
孔子による
誠は遠大にして不朽であり、動かずして変化をつくり、
それを示すだけで目的を遂げる性質を持っている
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)74p
孔子『中庸』より
誠は物の終始なり、誠ならざれば物なし
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)74p
真実と誠実がなければ、礼は茶番であり芝居である。
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)74p
武士の約束に証文はいらない
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)74p
砂遊びで絵を描く子どもたちや、岩に彫刻をした未開人にも、
ラファエロやミケランジェロのような芸術の芽生えがある
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005)68p
心が籠もっていなければ礼とは呼べない
著・新渡戸稲造 訳・岬龍一郎 『武士道』(PHP文庫,2005,64p