0 コメント数 シェア 女とは、理によったのではなく、自分の女としての魅力によったと信じるほうを好む人種なのである。 塩野七生 『ローマ人物語11 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [上]』(新潮文庫,2004)291p 2 タグ
0 コメント数 シェア カエサルならばこう言うだろう まず敵と戦場を見せてくれ。その後で勝つ戦法を考える 塩野七生 『ローマ人物語11 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [上]』(新潮文庫,2004)254p 2 タグ
0 コメント数 シェア 神出鬼没では有名なカエサル到着を告げる使者が着く前に姿を現すなどは、珍しくないカエサル 塩野七生 『ローマ人物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [中]』(新潮文庫,2004)26p 2 タグ
0 コメント数 シェア 敗北を喫した後の兵士たちへの対処もむずかしいが、勝利を得た後の兵士たちの処遇もまたむずかしい。 塩野七生 『ローマ人物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [中]』(新潮文庫,2004)37p 2 タグ
0 コメント数 シェア 人間にとっては、ゼロから起ちあがる場合よりも、それまで見事に機能していたシステムを変える必要に迫られた場合のほうが、よほどの難事業になる。 塩野七生 『ローマ人物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [中]』(新潮文庫,2004)109p 2 タグ
0 コメント数 シェア 人間世界ではしばしば、部外者であった者のほうが、自分を受け容れてくれた現体制維持に熱心になるものである。 塩野七生 『ローマ人物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [中]』(新潮文庫,2004)111p 2 タグ
0 コメント数 シェア 孤独は、創造を業とする者には、神が創造の才能を与えた代償とでも考えたのかと思うほどに、一生ついてまわる宿命である。 塩野七生 『ローマ人物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [中]』(新潮文庫,2004)115p 2 タグ
0 コメント数 シェア 失業とは、その人から生活の手段を奪うに留まらず、自尊心を保持する手段までも奪うことである。(中略)それゆえに、失業問題は福祉では解決できず、職を与えることのみが解決の道になる。 塩野七生 『ローマ人物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [中]』(新潮文庫,2004)165p 2 タグ
0 コメント数 シェア 質実剛健も、限度を越えてまで強いては、人間性の現実に反するから長つづきしない。といって自由放任も、人々の嫉妬心を刺激することになりやすい。 塩野七生 『ローマ人物語12 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [中]』(新潮文庫,2004)173p 2 タグ
0 コメント数 シェア 自分では考えつかなくても先人の考えたことを完璧に活用するのも才能である 塩野七生 『ローマ人物語13 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [下]』(新潮文庫,2004)8p 2 タグ
0 コメント数 シェア 優れた男は女の意のままにならず、意のままになるのはその次に位置する男でしかない 塩野七生 『ローマ人物語13 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [下]』(新潮文庫,2004)152p 2 タグ
0 コメント数 シェア 歓待とは、客人が無意識下で望んでいたものを提供することである。ただし、それだけでは充分でない。客人は満足しても、いつかは飽きるからだ。ゆえに、客人が無意識下で望んでいたものを与えつつも、同時に思いもしなかったものを提供することで、それにプラス・アルファする必要がある。 塩野七生 『ローマ人物語13 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [下]』(新潮文庫,2004)154p 2 タグ
0 コメント数 シェア 総司令官というのは、この一戦にすべてを賭ける意志を明らかにすることによって、将兵たちを戦いの場に率いることができるのである。 塩野七生 『ローマ人物語13 ユリウス・カエサル ルビコン以後 [下]』(新潮文庫,2004)209p 2 タグ
0 コメント数 シェア どうして今から1500年以上も前に滅びたローマの歴史なのか ローマ人くらい面白い人たち、素敵な人たちはいなかったから 塩野七生 『ローマから日本が見える』(集英社文庫,2008)18p 1 タグ
0 コメント数 シェア 古代ローマの歴史なんてせいぜい数時間分の授業でしか教えられたことのない日本人に向けて書かなければならないのか。 歴史ほど面白いものはないから 塩野七生 『ローマから日本が見える』(集英社文庫,2008)16p 1 タグ
0 コメント数 シェア 私がローマ人に興味を抱くのは、彼らが人間性に対する幻想を抱かず、ということは、自分自身に対する幻想を抱くことなく行動していたから 塩野七生 『ローマから日本が見える』(集英社文庫,2008)26p 1 タグ
0 コメント数 シェア 混迷は敗北の後にやってくるだけではなく、勝利の後にも訪れるということを示しているのが、他ならぬローマの歴史です。 塩野七生 『ローマから日本が見える』(集英社文庫,2008)33p 1 タグ
0 コメント数 シェア 勝者はけっして最初から勝者であったのではない。無数の敗北や失敗を乗り越えてきたからこそ、彼らは勝ち残れた 塩野七生 『ローマから日本が見える』(集英社文庫,2008)33p 1 タグ
0 コメント数 シェア カエサルという男は自分が置かれた現実からけっして目をそらさず、それでいて現実の重みに潰されることのない人間でした。 塩野七生 『ローマから日本が見える』(集英社文庫,2008)41p 2 タグ
0 コメント数 シェア リーダーの存在しない、全員が平等な社会とは、結局のところ、誰も責任を負わない無責任社会になってしまう 塩野七生 『ローマから日本が見える』(集英社文庫,2008)82p 1 タグ