パクス・ロマーナ
価値観とは、残念ながら万民共通ではない。
塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)201p
イメージが先行すること自体は、悪いことではない。
悪いのは、具体的なことは何一つともなわず、イメージのみが独り歩きする場合である。
塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)135p
通貨というものは、ローマ皇帝にもローマ軍団にも影響されず、
経済の原則にのみ忠実に動く生きものであることを。
塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)125p
経済人なら政治を理解しないでも成功できるが、
政治家は絶対に経済がわかっていなければならない
塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)125p
システムというものは時を経れば複雑化するのが宿命で、
ゆえに基本は単純であったほうがよい
塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)124p
『業績録』より
それ以後のわたしは、
権威(アウクトリタス)では他の人々の上にあったが、
権力(ポテスタス)では、誰であれわたしの同僚であった者を越えることはなかった
塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)119p
秘密とは、それを所有する者の権力を増すうえで、最も有効な手段である
塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)34p
新しい政策を断行しなければならない場合は、
人々に考え批判する時間を与えないよう次々と行うべきである
塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)28p
ニッコロ・マキャヴェッリ
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イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア
何ごとであれ新しいことをはじめる場合の基本姿勢は、
現状の正確な把握にあるのは当然だ。
塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)28p