アウグストゥス 4

紀元前63年9月23日 - 紀元14年8月19日
ローマ帝国の初代皇帝(在位:紀元前27年 - 紀元14年)。 志半ばにして倒れた養父カエサルの後を継いで内乱を勝ち抜き、地中海世界を統一して帝政(元首政)を創始、パクス・ロマーナ(ローマでの平和)を実現した。 「アウグストゥス」はラテン語で「尊厳ある者」を意味しており、欧米諸国において「8月」(英語: August…-ウィキペディア

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『業績録』より

それ以後のわたしは、
権威(アウクトリタス)では他の人々の上にあったが、
権力(ポテスタス)では、誰であれわたしの同僚であった者を越えることはなかった

塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)119p
ディベリウスにあてた手紙

わたしのことを悪く言う人がいても憤慨してはいけない。
満足しようではないか、彼らがわれわれに剣を向けないというだけでも

塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)149p

最大の危険を冒して最少の利益を追求するのは、黄金の針で魚を釣るに等しい。
黄金の針をもぎとられた損失は、どんな魚を捕えても償えないのだから。

この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を。

紀元14年8月19日、逝去する直前のアウグストゥスが発した最期の言葉。当時の喜劇役者が芝居の終演後の口上の決まり文句をそのまま述べたものである。