人物一覧

パティ・キーンはわざと頭を鈍くしていたが
これはミッドランド・シティのたいていの女にあてはまることだった。
女は大きな動物だから大きな脳を持っているが
つぎのような理由であまりそれを使おうとしない。
人並みはずれた考えは敵を作るおそれがあり
女は、もしいくらかでも安全と心の慰めを求めるなら
ありったけの友人が必要だからである。
そこで、生存のために、彼女たちは自分自身を訓練して
思考機械ではなく同意機械になろうとする。
彼女たちの頭がする仕事は、他人がなにを考えているかを発見し
それから自分もそれを考えるだけになる。

人物一覧

国滅びて山河あり侵略終わって発電ダムなお存続す

人の意思の強固さは、その口に現れる

世の中にはいろいろな役所があるが哲学省というものはない大国でさえ、そういう省庁はなくてもいいと思っている

「秘密が守れるかい」ともう一度聞いたりしたらひどく悲しくなっただろう

人間の頭脳が人間にわかるほど単純だったら何もわかるはずがない

なぜ、なんのために小説を書くかといえば、結局はこれに尽きる──あなたはひとりぼっちじゃないんですよ、と伝えるため

No1よりNo2それがオレの人生哲学よ

この値段なら馬に食べさせてからバラの肥やしにしても惜しくない

食い物ってのは、ただ食うだけじゃつまらない。そのことでいろいろしゃべるのが楽しいんだ。その手の食い物のことをよく知っている相手とね。

ほんとに、くやすいねあんなくやすいことなかんべつちや

この手で造った飛行機がこの眼で送った荒鷲があの驚天の戦果をあげたのだわれらは戦場をにらんでまっしぐらに飛行機を造るのだあの荒鷲に続くのだ

小説に求められてきたものは読者を日常の外に連れ出すことそして、人間と人生についての認識を何らかの形で深めることである。

昨日流された血のゆえに拳を振ってはならない

手に入れたものによってと同様、失ったことを惜むもの、手に入れたいとのぞむもの、喪失を嘆くものによっても、導かれ、授乳され、成長させられる

歩みだけが重要である。歩みこそ、持続するものであって、目的地ではないからである

孤独な人間は小さな博物館の館長にたとえることができる

食べなかったという事実を私は所有するわけ。その事実がそこにあって、言うなればそれが私にとって食べる代わりになるの。面白いと思わない？

わたしは取れるだけ取って何も与えなかったのか。あるいは与えるだけ与えて何も取らなかったのか。それもまた利己主義である場合がある。

人間の真価は、彼が死んだ時、何を為したかではなく、何を為そうとしたかである。

人間がこれだけはと思いきったことに十年しがみついていると大体ものになるものだ。

人間というやつは、いま死ぬという土壇場にならないと、気のつかないことがいろいろある。

「疎外」とはずばり「社会現象には法則性が在る」という事である。

資本主義における覚悟は、破産と失業である。

一人旅、あるいは家族で旅行するのが個人主義のスタイルなら、団体旅行や修学旅行は社会主義のスタイルである。

現実主義者の官は保守派とは違ってイデオロギーをもたないので、豹変するときは見事に豹変する。このように豹変する人はまだしも信用できる。

日本が戦前に言っていたことは、アメリカが今言っていることと同じである。

日本国憲法の基本は、日本人の生命、財産は国がこれを保障せず、旧敵国、すなわち、アメリカが保障するというところにある。

道に迷ったときは、もと来た道を戻れ。

『脳内革命』が数百万部売れるというのは、実際の脳とはなんの関係もない。それは社会現象である。

私は、むやみにタバコを吸う。その一本一本が、じつは『棺桶』の釘であるということは本人がよく知っている。

人間の生はなべて軍事である。

僕の持論ですが、人間は狂う動物なんです。集団が戦争していれば個人はまともですが、集団がまともになると個人が狂うんです。

トップは男前にやってもらっていい。ただし、軍師がいります。そういう蔭の演出家を社会が許容しなければいけない。戦国時代は英雄がいたが、徳川時代になると将軍は飾りでしたね。

近世儒学の開祖といわれる藤原惺窩は、朝鮮の人に「朝鮮が日本に攻め込み、武でもって権力をとっている連中を追い出して欲しい。」と言っています。彼は日本型インテリの原型じゃないですか。

国滅びて山河あり
侵略終わって発電ダムなお存続す

世の中にはいろいろな役所があるが
哲学省というものはない
大国でさえ、そういう省庁はなくてもいいと思っている

「秘密が守れるかい」ともう一度聞いたりしたら
ひどく悲しくなっただろう

人間の頭脳が
人間にわかるほど単純だったら
何もわかるはずがない

なぜ、なんのために小説を書くかといえば、結局はこれに尽きる
──あなたはひとりぼっちじゃないんですよ、と伝えるため

No1よりNo2
それがオレの人生哲学よ

この値段なら
馬に食べさせてから
バラの肥やしにしても惜しくない

食い物ってのは、ただ食うだけじゃつまらない。
そのことでいろいろしゃべるのが楽しいんだ。
その手の食い物のことをよく知っている相手とね。

ほんとに、くやすいね
あんなくやすいこと
なかんべつちや

この手で造った飛行機が
この眼で送った荒鷲が
あの驚天の戦果をあげたのだ
われらは
戦場をにらんでまっしぐらに
飛行機を造るのだ
あの荒鷲に続くのだ

小説に求められてきたものは
読者を日常の外に連れ出すこと
そして、人間と人生についての認識を
何らかの形で深めることである。

昨日流された血のゆえに
拳を振ってはならない

手に入れたものによってと同様、
失ったことを惜むもの、
手に入れたいとのぞむもの、
喪失を嘆くものによっても、
導かれ、授乳され、成長させられる

歩みだけが重要である。
歩みこそ、持続するものであって、
目的地ではないからである

食べなかったという事実を私は所有するわけ。
その事実がそこにあって、言うなればそれが
私にとって食べる代わりになるの。
面白いと思わない？

わたしは取れるだけ取って何も与えなかったのか。
あるいは与えるだけ与えて何も取らなかったのか。
それもまた利己主義である場合がある。

人間の真価は、彼が死んだ時、
何を為したかではなく、
何を為そうとしたかである。

人間がこれだけはと思いきったことに十年しがみついていると
大体ものになるものだ。

人間というやつは、いま死ぬという土壇場にならないと、
気のつかないことがいろいろある。

「疎外」とはずばり
「社会現象には法則性が在る」という事である。

資本主義における覚悟は、
破産と失業である。

一人旅、あるいは家族で旅行するのが個人主義のスタイルなら、
団体旅行や修学旅行は社会主義のスタイルである。

現実主義者の官は保守派とは違ってイデオロギーをもたないので、
豹変するときは見事に豹変する。このように豹変する人はまだしも信用できる。

日本が戦前に言っていたことは、
アメリカが今言っていることと同じである。

日本国憲法の基本は、日本人の生命、財産は国がこれを保障せず、
旧敵国、すなわち、アメリカが保障するというところにある。

『脳内革命』が数百万部売れるというのは、実際の脳とはなんの関係もない。
それは社会現象である。

私は、むやみにタバコを吸う。
その一本一本が、じつは『棺桶』の釘であるということは本人がよく知っている。

僕の持論ですが、人間は狂う動物なんです。
集団が戦争していれば個人はまともですが、
集団がまともになると個人が狂うんです。

トップは男前にやってもらっていい。
ただし、軍師がいります。
そういう蔭の演出家を社会が許容しなければいけない。
戦国時代は英雄がいたが、徳川時代になると将軍は飾りでしたね。

近世儒学の開祖といわれる藤原惺窩は、
朝鮮の人に「朝鮮が日本に攻め込み、
武でもって権力をとっている連中を追い出して欲しい。」と言っています。
彼は日本型インテリの原型じゃないですか。