ジャン=ポール・サルトル 18

1905年6月21日 - 1980年4月15日
フランスの哲学者、小説家、劇作家。内縁の妻はシモーヌ・ド・ボーヴォワール。右目に強度の斜視があり、1973年には読み書きに使っていた左目を失明した。...-ウィキペディア

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貨幣は私の力を現す

「存在と無」より

経の青年たちは不安な日々を送っている。彼らは、すでに若いという権利をみずから認めない。青春は、まるで人生の一時期であるよりも、ひとつの階級現象として、幼年期を不当に延ばしたものの、良家の子弟に許された責任逃れという一種の猶予として適用している

「唯物論と革命」より

裏切り者は罪人の寄生虫だ。

「聖ジュネ」より

過ぎ去る時間とは失われた時間であり、怠惰と無気力の時間であり、
いくたびも誓いを立てても守らない時間であり、しばしば引越しをし、
絶えず金の工面に奔走する時間である

「ボードレール」より

青春というものは奇妙なものだ。外部は赤く輝いているが、内部では何も感じられないのだ

「自由への道」より

神々を肩を並べるには、たった一つのやり方しかない。神々と同じように残酷になることだ

「カリギュラ」より
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インテリというのは真の革命家ではない。暗殺者になるくらいが関の山だ。

「汚れた手」より

嘘とは、私がつくったものではなく、階級に分かれた社会に生まれたものである。
だから、私は生まれながら嘘を相続している。

「汚れた手」より

人間は自由であり、つねに自分自身の選択によって行動すべきものである

「実存主義はヒューマニズムである」より

沈黙が金なのだ。不在が神なのだ。神とは人間の孤独さだ。俺しかいなかったのだ。

「悪魔と神」より

私は暴力に対してひとつの武器しか持っていない。
それは暴力だ。

「歯車」より
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過去とは、所有者の贅沢だ。過去を整頓しておくには一軒の家を持つことが必要だ。私は自分の体しか持たない

「嘔吐」より

君は自由だ。選びたまえ、つまり作りたまえ。

「実存主義はヒューマニズムである」より

人間は自由の刑に処せられている

自由は全ての責任を追わなければならない。
そして人は自由に追い立てられる。

実存は本質に先立つ

人間は自由と言う刑に処せられている

作家にとって生きることと書くことは一つであるべきだ

When the rich wage war it's the poor who die.
富者が戦争で報酬を得るとき、それは貧者の死を意味する。

(『悪魔と善神』)