吉村作治 12

生 1943年2月1日
吉村 作治(よしむら さくじ、1943年2月1日 - )は日本の考古学者、博士(工学)、早稲田大学名誉教授。サイバー大学客員教授。東日本国際大学専任教授・学長。 早稲田大学人間科学部教授、国際教養学部教授、サイバー大学学長(任期満了に伴う退任。2011年4月1日付で同客員教授に就任)を歴任。 1969年、早稲田大学第一文学部卒業。元アラブゲリラ隊員(自称)。1999年早稲田大学理工学部で博士(工学...-ウィキペディア

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エジプト考古学において“すごいこと”なんてのは、ツタンカーメンの王墓を見つけたこと以外は、とくにないと僕は思います。

重要なのはすごいかどうかじゃないんだよね。確定するということ。
まず“物”があります。これが何であるかということを確定します。
そして、なぜこの物がここにあるのか、ということを考え、検証し、解釈する。

web R25 ロングインタビュー(r25.yahoo.co.jp)より
考えを展開していくときに、自分なりの答えを作って、次に証拠を挙げながら論理を組み立てていく。だからこそ“考古学”って言うんだよ

    学者馬鹿 - 銘無き石碑

学問というのは知的エンターテインメント。
新説が出てきてそれが証明されることは、
言ってみればドキュメンタリーの推理小説を読んでいるようなもので、
何の役に立つのかなんて考えるのはアホなんだよ。

web R25 ロングインタビュー(r25.yahoo.co.jp)より
みんなが“そういう見方があるのか”と面白がって、若い子たちが“僕も参加して謎を解きたい”と思ってくれる…そこに価値があるんですよ。

    世界不思議発見 - 銘無き石碑

目の前にあることはとにかく一所懸命やる。
でもそれにたぶらかされてはいけない。
その向こうに必ず待っている、自分がやるべきことがある。

“当たる”“外す”って、みんな何年のことを言うんだろう。
2~3年で考えると当たり外れはそりゃあるでしょう。
でも僕は死ぬまでに当てればいいと思っています。

暇があると思ってしまう。それで、思ったらやってる。できるかどうかなんて考えないですねー。やろうと思うんです。

(やったことが)失敗するかなんて、死ぬまでわからないと僕は思ってるわけですから、
そういう意味では、僕に引退はないな。
死ぬまで失敗を失敗と認知しないから、僕にとってはすべて成功なんですね。


    学者馬鹿 - 銘無き石碑

ピラミッドについて私たちが何かを知ることができたとすれば、
それは人間について何かを知ったのと同じなのです。

吉村作治『痛快!ピラミッド学』(集英社インターナショナル,2001)P4

    学者の美学 - 銘無き石碑
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歴史書というのは時の権力者の指示に従って書かれるものです。

吉村作治『痛快!ピラミッド学』(集英社インターナショナル,2001)P22

「人がモノをつくり始めてから」が考古学の対象だ

吉村作治『痛快!ピラミッド学』(集英社インターナショナル,2001)P23

考古学は、総合的な知識を総動員して行う「科学」です。

吉村作治『痛快!ピラミッド学』(集英社インターナショナル,2001)P25

通説を疑う姿勢を持つ一方で、科学的な手続きを重んじる姿勢も持たなければ、
それは学問ではなく、単なる「お伽噺」や「空想物語」になってしまう

吉村作治『痛快!ピラミッド学』(集英社インターナショナル,2001)P67

現代の歴史教科書でさえウソが書いてあるのですから、
過去の「歴史書」に誤りがあっても、少しも不思議ではない

吉村作治『痛快!ピラミッド学』(集英社インターナショナル,2001)P85
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古代エジプト人もピラミッドを見上げて「すごい、立派だな」と感じました。
何の役にも立たない石の塔から、自信や勇気や誇りを得ることができたのです。
そういう面こそが、人間の人間らしいところではないでしょうか。

吉村作治『痛快!ピラミッド学』(集英社インターナショナル,2001)P198

    世界不思議発見 - 銘無き石碑