阿久悠 13

1937年2月7日 - 2007年8月1日
日本の放送作家、詩人、作詞家、小説家。本名、深田 公之(ふかだ ひろゆき)。淡路島(兵庫県津名郡鮎原村、現:洲本市五色町鮎原)出身。第2回横溝正史ミステリ大賞、第45回菊池寛賞受賞。紫綬褒章、旭日小綬章受章。...-ウィキペディア

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自由で強くて優しい子を、
凛としていると言います。
凛とした女の子におなりなさい。
凛とした……
近頃いないのです。

『日本人らしい人』という詩。

ぼくはもともと強い女の子を書いていたから、
大股で闊歩する子を悪く思わない。
大股スタスタ結構だ。
しかし、スタイルや態度と同様に心が魅力的かというと、
ただの不行儀のことが多い。

無責任な拍手喝采よりも、重々しい無言の反応に価値ありと信じて、堂々と歩いてほしい。

うまくやるだけが人生ではないと思いたいから、慕いつづける恋をすすめる。

人間が守らなければならないのは、うまく生きる術ではなく、自分の値打ちを正確に評価する感性だ。

世の中の何に反応するかということで、その人の生き方そのものが表現される。

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個性とは奇異で目立つことではなく、その人の中の最も自然な状態を言います。

何が美しい、何がカッコいい、何が恥ずかしいか、この3つの基準だけをしっかり持って照合すれば立派に生きられる。

燃える奴に水をかけるな。
燃えない奴に時間をかけるな。

「それをやったらおしまいや」と
「それをやらなきゃおしまいや」
の二つを守ってこそ、仕事で生きる値打ちがある。

勇気とは、刀を抜くことではなく、刀を持たずに居残ることである。

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大切にされていると見える人が、実は捨てられていて、苛められていると見える人が期待されている。


    大切にされていると見える人より ? - 銘無き石碑

    "大切にされていると見える人が、実は捨てられていて" までがひと続き - 銘無き石碑

勉強とは、問題でも答えでもなく、その入り口から出口までをどう辿ったかである。