三国志 (横山光輝の漫画) 212
横山光輝による日本の漫画。1971年から1986年まで、潮出版社『希望の友』『少年ワールド』『コミックトム』に連載された。単行本は全60巻(文庫版は全30巻)が潮出版社から発売されている。近年も、カジュアルワイド(全25巻)、愛蔵版(全30巻)などの形でたびたび再版されている。...-ウィキペディア
うほっ いいぞいいぞもっとやれ
横山光輝『三国志 4 呂布と曹操』(潮出版社,1998)10p
「亀裂」
呂布
薫大師が病気であるとの報告を受けて
呂布
薫大師が病気であるとの報告を受けて
酒と女に溺れていれば体も壊すぜ
横山光輝『三国志 4 呂布と曹操』(潮出版社,1998)171p
「亀裂」
李儒
薫太師に対して
李儒
薫太師に対して
大師がいずれ天下に号令をかける大望のためにも
少々の罪は笑って許してやる度量がなければなりませぬ
横山光輝『三国志 4 呂布と曹操』(潮出版社,1998)179p
「絶纓の会」
薫太師
寵姫の訴えを受けて
薫太師
寵姫の訴えを受けて
酒の席ではこういう悪戯は ありがちなこと わしは とがめは いたさぬ
それよりも諸公が
わしの宴をそれだけくつろいで楽しんでくれていることを うれしく思うぞ
これからはさらに無礼講で飲みあかそう
横山光輝『三国志 4 呂布と曹操』(潮出版社,1998)195p
「休戦勧告」
曹操の家臣
父親が陶謙の兵に殺され、激高している曹操に対して
曹操の家臣
父親が陶謙の兵に殺され、激高している曹操に対して
天下国家のために兵を動かすならば世間の人も認めましょう
しかし私的感情で兵を動かせば ただいたずらに世の中を混乱させるだけと見られます
横山光輝『三国志 4 呂布と曹操』(潮出版社,1998)308p
「休戦勧告」
陶謙を討ちに、徐州へ向うエン州軍の大旗
陶謙を討ちに、徐州へ向うエン州軍の大旗
報讐雪恨
(ほうしゅうせつこん)
(あだをほうじ、うらみをすすぐ)
横山光輝『三国志 4 呂布と曹操』(潮出版社,1998)310p
「罠と罠」
呂布の部下
呂布の部下
領下の富豪から金をしぼり取るなんて自分の足を食ってるようなものです
横山光輝『三国志 4 呂布と曹操』(潮出版社,1998)358p
「逆境の流軍」
呂布の部下
呂布の部下
領地を失いますと兵は去っていくものでございます
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)79p
「逆境の流軍」
呂布
張飛の無礼を詫びる劉備に対して
呂布
張飛の無礼を詫びる劉備に対して
酒というのものは人間を変えますからな
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)103p
「廃墟洛陽」
曹操
曹操
天も地も目には見えぬが刻々と動いておる この俺もあの群がる星の中のひとつよ
この偉大な天と地の間に生まれ
男たるもの生きがいのある生命(いのち)をつかまないでどうする
曹操が曹操の生命を真につかむのはこれからよ
これからだぞ
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)171p
「土性の地」
曹操の部下
曹操の部下
人間 運命には逆らえませぬ
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)219p
「土性の地」
曹操の部下
天文官の言葉を受けて
曹操の部下
天文官の言葉を受けて
いかに人間が進歩しようと人間は自分の運命はわかりませぬ
それを知ってるのは天だけでございましょう 大自然だけでございましょう
もし星の運行にそういう兆しがあるなら 心の底にとめておかれませ
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)221p
「土性の地」
曹操
都を変えたくないと反対する帝に対して
曹操
都を変えたくないと反対する帝に対して
しかしここで何ができましょう 良い土地に移り 良い政治を行ってくだされ
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)223p
「二虎競食の計」
張飛
呂布について
張飛
呂布について
こんな人間が信用できるというのか
まるで いつ爆発するかわからん爆弾を抱えてるようなものだ
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)237p
張飛の言い分もわかる しかし呂布は頼む所もなく私を頼って来たのだ
それを殺したとなればこの玄徳こそ呂布より劣る男と言われよう
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)237p
「二虎競食の計」
張飛
張飛:お前の命はもらった
呂布:張飛 何をする
張飛
張飛:お前の命はもらった
呂布:張飛 何をする
知れたことよ 世の害物を除く
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)244p
「二虎競食の計」
呂布
劉備に対して
呂布
劉備に対して
あなたが私を信じてくださるように拙者もあなたを信じます
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)248p
「裏切り」
張飛
酒を飲む口実
張飛
酒を飲む口実
弓も弦を掛けたままでは緩んでしまう たまには弦をはずすのも良いことじゃ
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)271p
「裏切り」
呂布の部下
呂布の部下
それでは殿にお聞きいたします
殿は一生この徐州の客人として打ち果てるお気持ちでございますか
天下に号令する野望は おなくなりになったのですか
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)292p
「裏切り」
呂布の部下
呂布の部下
殿 ご決心を!
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)294p
「裏切り」
張飛
張飛
これも俺の酒ぐせがなさせたことか 一杯の酒がこんな大事になろうとは‥‥‥
愚かな 俺はなんという愚かな男なんだ
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)313p
「撤退」
劉備
劉備
我々三名 各々がお互いにいたらぬところのある人間だ
その欠点や不足を補って初めて一体の兄弟と言えるのではないのか
私だって凡人だ 凡人の私がなぜお前にだけ神のごとき万全を求められる
もし今日のことを恥と思うなら生きてその恥をそそげ
わかったか張飛
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)333p
「撤退」
劉備
劉備
命あればこそ また次の機会(チャンス)を狙える
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)343p
「撤退」
劉備
劉備
蛟竜(こうりゅう)が淵に潜むのは時機を待ち天に昇らんがため
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)346p
「蛟竜」
呂布の家臣
呂布の家臣
乱世に生き延びるには時が来るまで利用しあう
横山光輝『三国志 5 徐州の謀略戦』(潮出版社,1998)358p
張飛
宴会の席にて