三国志 (横山光輝の漫画) 212

横山光輝による日本の漫画。1971年から1986年まで、潮出版社『希望の友』『少年ワールド』『コミックトム』に連載された。単行本は全60巻(文庫版は全30巻)が潮出版社から発売されている。近年も、カジュアルワイド(全25巻)、愛蔵版(全30巻)などの形でたびたび再版されている。...-ウィキペディア

「放浪の旅」
関羽
劉備と芙蓉姫との あいびきを目撃して

我々の盟主とも仰ぐ人が一女性に心奪われ これから何ができるというのだ

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)109p
「放浪の旅」
張飛

俺には経験ねえけど恋っていいもんなんだろうな

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)110p
「放浪の旅」
関羽
劉備と芙蓉姫との あいびきを目撃して

こんなところで毎夜恋を語らっていて世の中が正しくなると思うのか
自分の幸せだけを考え 万民の幸せを忘れてしまったのか
国を正そうとする者はすべてのことに目を向けなければならぬ

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)110p
「放浪の旅」
劉備
芙蓉姫について

恋は路傍の花

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)113p
「放浪の旅」
劉備
芙蓉姫について

私は中山靖王(ちゅうざんせいおう)の後裔 劉備玄徳であることは忘れておらぬ
大志を抱いて村を出たことは忘れておらぬ
だからといって気まぐれの恋ではない 心の底から芙蓉姫に恋をした

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)114p
「放浪の旅」
劉備の母
劉備の帰郷時

母はあなたをこの大地にささげたと思っています
大事を成すまで十年いや二十年会えぬと思っていました
もしあなたが私がここで一人で生きているのが気になるなら母はここで死にましょう

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)121p
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「西涼の薫卓」
協王子(陳留王)
逃亡時、馬車を投げ出されて

ほら帝 見てください きらいなホタルがいっぱい飛んでいますよ

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)216p
「荊州の父子」
薫卓の側近
丁原に憤慨した薫卓に対して

とかく酒のある所では議論はまとまりませぬ

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)216p
「赤兎馬」
薫卓の部下

将軍 天下を得るために馬一匹を惜しんではなりませぬ

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)277p
「赤兎馬」
呂布

俺のやり方に不服な者は この場より去れ! 志ある者は わしに続け

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)287p
「青年曹操」
曹操
司徒王允(しとおういん)に集まった政府高官たちに対して

ここで酒を飲み ぐちをこぼしていたら世の中が変わるとでも言われるのですか

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)322p
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「青年曹操」
曹操の叔父
曹操の父に対して

お前があんまり かわいがり過ぎるからいけない
親の目には子供の良い所しか見えんからな

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)328p
「奸雄立つ」
曹操

俺の言うことは正しい 俺のなすことも正しい
俺が天下に背こうとも天下の人間が俺に背くことは許さん

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)376p
「奸雄立つ」

英雄もただ英雄であるばかりでは何もできない
何かをやり遂げた者は 常に三つのものに恵まれていたという
天の時と 地の利と 人の和である 曹操の檄は この時を得ていた

横山光輝『三国志 2 漢室の風雲』(潮出版社,1997)394p
「関羽の武勇」
曹操

将がうろたえれば部下はますます浮き足立ちますぞ

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)69p
「関羽の武勇」
曹操

さあ酒でも飲んで気持ちを大きく持ちなされ

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)70p
「遷都」
孫堅
し水関での戦い時、食糧が送られてこなかったことについて

一軍の将として返答次第では袁紹殿とて許さん

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)137p
「遷都」
孫堅
し水関での戦い時、食糧を送らなかった袁紹に対して

今度の檄に応じ 上は国家のため下は百姓のためにと思って立ち上がった

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)138p
「落日賦」
曹操
袁紹に対して

しかし戦には機というものがある その機を逃して勝利はありませんぞ

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)179p
「曹操の危機」
曹操

負け惜しみで言ってるのではない 戦に負けてみるがいい
敗れて初めて悟り得るものがあることを いま知った

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)245p
「曹操の危機」
曹操

よろしい 天よ我に百難を与えよ 奸雄ならずとも必ず天下の一雄にはなってみせる

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)246p
「玉璽(ぎょくじ)」
孫堅

死んだ部下達よく見ておけ 俺が天下に号令をかける日を!

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)288p
「磐河(ばんが)の戦い」
袁紹の部下
公孫越に対して

乱世に謀はつきものよ

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)330p
「和睦」
張飛
趙雲に対しての自己紹介

張飛じゃい

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)398p
「和睦」
相国(しょうこく)
李儒に対して

お前は酒をうまく飲ませる術を心得ておるな

横山光輝『三国志 3 薫卓追討軍』(潮出版社,1998)404p