悪名高き皇帝たち
妻になる望みも与えない男でもかまわないとは、女はなかなか思わないものである。
塩野七生 『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち [一]』(新潮文庫,2005)172p
若い死は、誰に対しても哀惜の念を呼び起さずにはすまない。
塩野七生 『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち [一]』(新潮文庫,2005)152p
軍事力を使って脅した後で握手する、というのも外交である。
塩野七生 『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち [一]』(新潮文庫,2005)130p
人間は、安全となれば定着する。
塩野七生 『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち [一]』(新潮文庫,2005)106p
人間はとかく、眼に映ることしか見ないものだからである。
塩野七生 『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち [一]』(新潮文庫,2005)42p
古代ローマにかぎらずどこでも、女のおかげというのは蔑視される宿命をもつ。
塩野七生 『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち [一]』(新潮文庫,2005)26p