詩人

わたしらは前を見 うしろを見て
ないものにあこがれる

しずかにみつめるあなたのやさしい眼を
感じ 見るだけで
その他はみな夢にみて 燃え立ち
目には見えぬ炎にひそかに食べられるだけ

あるひとに

彼女が言った。
「わたしの幸福はあなただけ」

ジェニーにおくる
ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

されど聞ゆる忍び音は
嘆く天使の啜り泣き。

ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

海と空との大きさよ!
しかも更に大いなるはわが心、
真珠よりも、星々よりも更に美わしく
わが心の愛は輝くなり。

夜の船室にて
ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

ああ、わが心あこがる
悲しく甘き恋のなみだに。
われはおそる、このあこがれの
遂にただあこがれに終わらざるを

ああ、わが心あこがる
ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

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恋しい人に失恋したから
墓こそいちばん良い場所だ。

ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

星々は光る、無関心に冷たく。
そして一人の愚者が返事を待っている。

問い
ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

勝利を得ても、どこの国民も気がつかぬ
倒れても 誰も注意を払わない

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

まっぴらね 誰かである なんてこと!

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

成功をもっとも心地よく思うのは
成功することのけっしてない人たち。

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

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甘露の味を知るには
激しい渇きがなければならぬ。

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

わたしは「死」のために止まれなかったので
「死」がやさしくわたしのために止まってくれた

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

馬車に乗っているのは ただ わたしたち
それと「不滅の生」だけだった。

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

その死んでゆく目を、どの国も
愛国者への愛をこめて見つめはしない

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

「希望」は羽根をつけた生き物
魂の中にとまり
言葉のない 調べをうたい
けっして 休むことがない

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

あのような方たちが 死んだということは
わたしたちを いっそう安らかに死なせてくれる

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

わたしは神さまと話したことがない
天国を訪れたこともない
でもちゃんと分かってます、その場所が
まるで点検をすましたみたいに

エミリー・ディキンソン 39

エミリー・エリザベス・ディキンソン(Emily Elizabeth Dickin...-ウィキペディア

蝶、花うばらを恋い
その花をめぐりて飛びやまず。
されどまた蝶をめぐりて
金じきに柔らかき日の光の恋ごころ漂う。

ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア


    これが答えだね。 - 銘無き石碑

わが歌はことごとく
照る恋ゆえにふるえ出ず。

ありとあらゆる花々は
ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

うぐいすとわれと
共に心は憧れのゆえに痛む。

ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

さて薔薇は誰を恋せる?
それをこそわれは知りたし。

ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

手を君の頭に置きて
祈りたき重い湧き出ず。

君は花のごとく
ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

われは一つの花を慕えど、
どの花なるを知らざれば心悩む。

われは一つの花を
ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア

瞳はまるで碧い菫。
頬はまるで紅い薔薇。
手はまるで白百合の花。
どの花も競うて咲いた。
しかしーこころは腐っていた。

ハインリヒ・ハイネ 119

ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフの...-ウィキペディア