レミ・ド・グールモン 7

1858年4月4日 - 1915年9月27日
フランスの詩人・作家・批評家。 オルヌ県のバゾッシュ・アン・ウルムの伯爵家に生まれる。ヴィエドゥーで大学を出てパリに出、1881年国立図書館に勤める。『メルキュール・ド・フランス』に参加し、反愛国的な詩を書いたため図書館を首になり、隠遁生活を送る。象徴主義の影響を受け、ジョルジュ・バタイユなどに影響を与えた...-ウィキペディア

  • 7件を表示

経来の世代の幸福のために現在の世代の幸福を犠牲にする政策は、自殺政策である。というのは、自己の完成をなし得ない人類は、際限ない、しかも、無益な犠牲を続ける結果になるであろうから

「未刊の随想録」より

プライドと称するにふさわしい自尊心というのは、自分より傷ついている勢力に使われるものではない。できえるかぎり早く屈服し、沈黙を保ち、ありのままを誇って、そうでないものを軽蔑するのだ

「ルユイセンブールの一夜」より

財産は、それを所有する人々を他の人たちよりも幸せにするがゆえに攻撃されるのではない。財産が攻撃されるのは、それが少数の幸せを少し増すからである

「未刊の随想録」より

人間というものは、結局は消火器と生殖器から成り立っているのだ

「未刊の随想録」より

今日、若い女性たちの間で身につく欠点は、
彼女らがあまりにも財産に対していだいている憧憬の念よりも、
むしろ財産を持っていることを見栄にする、という悪趣味にある

「未刊の随想録」より

男をぶらぶら遊ばせておくことは女の働きである。言葉を変えていえば、一つの性が働いているときには他の性が休息する。別の言葉で言うと、働き手の妻君には亭主が寄生するということだ

「未刊の随想録」より
広告

男は恋を恋することからはじめて、女を愛することに終わるけれども、
女は男を恋することからはじめて、恋を恋することに終わる

「砂上の足跡」より