イタリアからの手紙

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「マフィア」
ガソリン係… タイヤ係…

自動車レースの醍醐味は、爆音に包まれて疾走する車を見るのではなく、
張りつめた緊張の中を、一糸乱れぬ統制で動く、ガソリン係やタイヤ係の男たちと、
彼らとレーサーとの間に交わされる、短く無駄のない、矢のような言葉を聞くことにある、
と私は思っている。

塩野七生 『イタリアからの手紙』(新潮文庫,1996)193p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「ナポレターノ」

能力のない征服者は自滅するから、それを待っていればよいのである。

塩野七生 『イタリアからの手紙』(新潮文庫,1996)145p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「カプリ島」
あるイタリア人の友人

きみは金持でないから仕事するのだ。
もし金持だったら、カプリに別荘でも買って、
そこで終日、サラセンの海賊のことを書いた本でも読んで過すだろうさ

塩野七生 『イタリアからの手紙』(新潮文庫,1996)152p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「イタリア式運転術」

交通規則をきちんと守る人間は、えてして、他の人間も守ると思い込みがちだ。

塩野七生 『イタリアからの手紙』(新潮文庫,1996)96p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「通夜の客」
クリスティーズのイギリス男

新興の金持はいつの世でもいます

塩野七生 『イタリアからの手紙』(新潮文庫,1996)60p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「永遠の都」

真の前衛とは、古人とひざつきあわせて対話することを馬鹿にせず、
それを怖れない田舎者的心情の持ち主によって、創造されるものではないであろうか

塩野七生 『イタリアからの手紙』(新潮文庫,1996)38p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

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「皇帝いぬまにネズミはびこる」

改革する必要のない時は、改革しないことが必要である。

塩野七生 『イタリアからの手紙』(新潮文庫,1996)30p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「カイロから来た男」

人間は、金を貯える時よりも、金を使う時の方がより人間的になる

塩野七生 『イタリアからの手紙』(新潮文庫,1996)13p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア