過酷
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将棋の対局はきわめて厳しい。
(米長邦雄)先生が
「対局が終わると、頭の血管が膨れあがり、頭皮が真っ赤になっていることがある」
といわれたことがある。それほど長く、深く集中するのだ。
若い私ですら一局が終わると疲れ果て、翌日は身動きするのもつらいほどである。
それぐらい消耗するのだ。
勝負の世界では「これでよし」と消極的な姿勢になることが一番怖い。
宗教は、たとえそれが愛の宗教と呼ばれようと、
その外にいる人々には過酷で無情なものである。
「集団心理学と自我の分析」より
フロイト
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オーストリアの精神科医・学者