夫人

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『ジュリアス・シーザー』二幕一場より。
ポーシャの言葉を引用

女であることだけに安住する女――
「食事をともにし、閨のお伽をし、ときには話し相手になる」だけの女は、
いくらでも取り換えがきく「娼婦」と変わらず、本物の伴侶にはなれない

AERA Mook 55『シェイクスピアがわかる。』(朝日新聞社,1999)P43
山田由美子 1

文学博士。

夫に王位簒奪を唆す際、夫に向って豪語する

私は赤ん坊にお乳をやったことがあります。
自分の乳房を吸う赤ん坊が、どれだけかわいいか知っています。
でも私は、微笑みかける赤ん坊の、
歯さえない柔らかい歯茎から、乳首をもぎ離し脳味噌を叩き出してみせましょう。
あなたのように、一度やると誓ったのならば。

『マクベス』より(松岡和子/訳)。
マクベス夫人 1

マクベスの妻。マクベス以上の野心に実行力をも兼ね備え、夫を叱咤して悪行を重ねさせ...

満足した女は何をするかわからないわよ

ジェフリー・ボウマン/著 吉岡正晴/監修・翻訳『ディーヴァ―ホイットニー・ヒューストン物語』(TOKYO FM 出版,1996)P31
スウィート・インスピレイションズ 1

1963年米国でホイットニー・ヒューストンの母であるエミリー・ヒューストンらが結...