刑屍累累 鬼火青く(刑死の屍体が重なり合い、鬼火が青く燃える)
枕頭時に覚ゆ 北風腥きを(まくらもとでも、北風がなまぐさく感じる時がある)
婆心世を憂いて 夜睡り難く(老婆心で世の中のことを憂慮し、夜も眠れない)
起ちて窓端に向かえば 大星を見る(起きて窓辺に向かえば、大いなる星が見える)

『所懷』と題した漢詩。安政の大獄で同志たちが弾圧される状況を憂慮した内容である。
大橋訥庵

大橋訥庵 1

生 13年8月7日 命日 7月12日江戸時代後期の儒学者、尊王論者。諱は正順、通称は順蔵、字は周道、訥庵は号。坂下門外の変を計画した人物であり、幕末の尊王攘夷運動に大きな影響を及ぼした。 -ウィキペディア


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