第2章 偉大なる人間―孔子の素顔
弟子「老子とはどんなお方でしたか」

私は鳥が飛べることを、魚が泳げることを、動物が走れることを知っている。
走るものは網で捕えられる。泳ぐものは釣り針で漁ることができる。
飛ぶものは矢で射落とすことができる。
しかし龍のこととなると、
私には風や雲に乗って天に上ることができないから、捕まえることはできない。
私は老子に会ったが、まるで龍のようなお方だった

孔健『痛快!新論語学』(集英社インターナショナル,2003)48p
痛快!新論語学


寄せられたコメント(0)

コメントはまだありません...

コメント戴ける場合はこちらから