石山修武 6
1944年生まれ。建築家。
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現実は巨大な錯綜した森であり、個人の創造的身ぶりなどは音も立てずに呑み込んで、
アッという間にそれを現実(キッチュ)そのものを化してしまう構造を持っている。
AERA Mook 29『建築学がわかる。』(朝日新聞社,1997)P24
建築は実に創造的な現実の断片である。
AERA Mook 29『建築学がわかる。』(朝日新聞社,1997)P24
もし現在においても「建築家」という文化的概念が考えられるとするならば、
それは歴史家としての認識を持つ者でなければならない。
AERA Mook 29『建築学がわかる。』(朝日新聞社,1997)P24
創造の絶対性などはあり得べくもない。あるのは創造の相対性、関係性だけなのだ。
AERA Mook 29『建築学がわかる。』(朝日新聞社,1997)P24
建築は断片にしか過ぎないけれど、断片としての意味は歴然として在る。
それを自覚した時に初めて、現在の建築家の存在の意味が浮上してくる。
AERA Mook 29『建築学がわかる。』(朝日新聞社,1997)P24
建築設計の第一歩は、やはり個人の内的な表現欲の発露に置きたい。
どうしても作りたいモノがあることが一番なのだ。
AERA Mook 29『建築学がわかる。』(朝日新聞社,1997)P24