佐藤健二 4

1957年生まれ。東京大学文学部助教授。

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目の前にある素材がいくつもの「全体」をもちうることについて、
どれだけ自覚的であるかは、分析や解釈の有効性そのものを左右する。

AERA Mook 44『生活科学がわかる。』(朝日新聞社,1998)P75

現代のメディアは、おそろしく饒舌である。
テレビも新聞も、書物もコンピュータも、
まるで増水した河川のように、情報を流しつづけている。
音楽から論説にいたるまで、記号から画像にいたるまで、
大量のおしゃべりが、まさしく日々を流れさっていく。
その流れに浮かんでいるだけでも、たぶん現代というものを感じることはできるだろう。

AERA Mook 44『生活科学がわかる。』(朝日新聞社,1998)P77

認識には対象から身をひきはなし、鳥瞰して切り分けるだけの切断力が必要である。

AERA Mook 44『生活科学がわかる。』(朝日新聞社,1998)P77

集め、読み、並べかえることからしか、探求は始まらない

AERA Mook 44『生活科学がわかる。』(朝日新聞社,1998)P77