内田洋子 2
塩野七生の友人。河内生まれ。外国語大学卒業。
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「第20章 イタリア魂」
外語大卒業後に一年間、ナポリで研修をしたんですけどね。
カルチャー・ショックなんてちっとも感じなかった。
私の生まれた河内と同じと思えばよかったんですから
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)91p
「第20章 イタリア魂」
卵を買おうとした時のこと、六個入っている箱の中の卵のうち、何と四個までひびが入っている。
もちろん店主に抗議した。店主はおだやかな口調で言う。
卵を買おうとした時のこと、六個入っている箱の中の卵のうち、何と四個までひびが入っている。
もちろん店主に抗議した。店主はおだやかな口調で言う。
店主:卵を料理する時、あんたならどうする。割るんじゃないかね
イエス
店主:神様があんたのそのための苦労を、四個まで代わってくださったということさ
この卵はゆで卵にしたいのよ
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)91p