オノレ・ド・バルザック 33
1799年5月20日 - 1850年8月18日
19世紀のフランスを代表する小説家。なおド・バルザックの「ド」は、貴族を気取った自称である。
『世界の十大小説』のなかで、バルザックを「確実に天才とよぶにふさわしい人物」と述べている。バルザックは90篇の長編・短編からなる小説群『人間喜劇...-ウィキペディア
多くの忘却なくしては人生は暮らしていけない
「断片」より
謙譲は身体の良心だ
「断片」より
結婚は一切のものを呑み込む魔物といつも闘わなければならない。その魔物とは、つまり習慣のことだ
「結婚の生理学」より
あらゆる人知のうちで結婚に関する知識がいちばん遅れている
「結婚の生理学」より
善良な夫は、決して夜早く寝ないし、朝は遅く目覚める
「結婚生理学」より
女というものは、善良な夫を作り出す天才に違いない
「結婚生理学」より
ヴァイオリニストが同じ音楽を演奏するのにいくつかのヴァイオリンを必要とするといわれているように、
男は四六時中、ひとりの女を愛し得ないのも理に適っている
「結婚哲学」より
男の初恋を満足させる者は、女の最後の恋だけである
「ランジェ公爵夫人」より
男は年を取ると与えるものがなくなり、ただ受け取るばかりだ。恋人を愛するにも、恋人の裡にある自分を愛する。若い頃には自分の裡にある恋人を愛する
「谷間の百合」より
人生-人間喜劇
「彼の小説の全面的なタイトル」より
愛することから初めて反感にいたるときには、
愛に戻ることはけっしてない
「結婚の生理学」より
たいていの場合、不幸を予期するから悲惨な目にあうのだ。
われわれは幸福も不幸も大げさに考えすぎている。
自分で考えている程幸福でもないし、かといって決して不幸でもない。
金持ちに成っても、金持ちに生まれついても、それで優雅な生活が送れるわけではない。
そのセンスが必要なのだ
『優雅な生活論』第八公理
人は反感から愛へ向かう。
だが愛することから始めて反感に達する場合には、けっして愛には戻らない
諦めは日常的な自殺である
法律は蜘蛛の巣であり、小さな虫だけが引っかかる。
女はその手袋を変えるように、容易に心を変える可愛らしい動物である
熱狂できないということは、
凡庸のしるしだ
嘘をつくってことは自尊心を失うことなんだから
おまえさんの心のきたならしさにくらべれば、
おれたちの肩に印づけられている恥辱なんぞはたいしたものじゃねえよ。
All happiness depends on courage and work.