ベルセルク (漫画) 199
三浦建太郎による日本の漫画作品。白泉社発行の漫画誌『ヤングアニマル』にて月イチ連載(第4金曜日)されている。単行本は白泉社からヤングアニマルコミックスのレーベルで刊行されている。...-ウィキペディア
俺にとって“友”とは・・・・決して他人の夢に縋ったりはしない。誰にも強いられることなく、自分の生きるわけは自らが定め、進んでいく者。
そして、その夢を踏み躙る者があれば、全身全霊を懸けて立ち向かう。
例え、それがこの私自身であったとしても・・・・。
私にとって“友”とは、そんな・・・・対等の者だと思ってます
…いや、これは最早大帝御自身が魔界そのもの!溢れよる… 魔界が溢れよるぞ…!
この戦は見た目通りの、国家奪還のための解放戦争(レコンキスタ)でも、異なる神を掲げる二大民族による聖戦(ジハード)でも無い。
我々は今、何か途轍も無い 人智の及ばぬ、巨大な流れの中に在るのだと。
それを導く者が、鷹。
転生者による更なる転生… この様なことが…!
来る…幽界の底から、とてつもなく禍々しき何かが…
光る鳥が大きな嵐を呼んで、黒い影を吹き飛ばすのよ。そしてほんとうの朝が来る。みんなが待ち望んでいた、真(ほんとう)の夜明けが。
…そう、この情報を耳にした時驚愕する一方 心の何処かで感じていた。 これは、必然だと。
その瞬間(とき)は何者も阻むことは不可能(できぬ)。
我(きさま)は我に喰い尽くされる。
憎悪と狂喜で疾駆(かけ)るだろう。我を焼く真の光を、この牙で噛み砕くために。
どうしてあなたはそんな… 死にかけたんですよ!あの人は… あなたのために、何度も何度も傷ついて…!傷だらけになって…!
なのにあなたは何も…!何も分からなくて… なのにあの人は…
…それでいい。私は、もう持っているから。私とあの人だけの…
あっさり、擦り抜けた。無くしたものに無理矢理継ぎ足しても、元には戻りゃしねェ…か。
…思い出した。あいつと水際に立つと、いつもろくなことにならねェんだっけ… 甘やかで、苦く切ない遠い日々の記憶。
だが、決まって最後は…
この者を前にしただけで すべてが満ち足り、同時にすべてが飢え乾く。この感覚は…
…狂おしい。
その殺気、狂喜に項(うなじ)が逆立つぞ!
けどなァ。悪りィがこちとら、そんな暇じゃねェんだ。バケモン同士のケンカなんぞオレの知ったことかよ。他を当たりな。覇者だの何だの勝手にすりゃいい。だがピカピカやるなら何処か他所でやってくれ。
傍迷惑だぜ、カミナリオヤジ。
ふざけろ。オレは正真正銘、骨の髄まで人間様だ。てめェらバケモン共と一緒にするな。
オレとお前でやるんだ。危険は互いに五分と五分、信じろ。信じてんだからよ。今は一蓮托生… いや、一心同体だろうが。
ここは私の戻る場所ではない、もう昔に旅立った場所なのだと。ただ、懐かしくて立ち寄ってみた… それだけです。
申し訳ありません。道案内を頼まれまして、少し席を外していましたもので。
ファルネーゼの従者であるセルピコが彼女の危機に駆けつけた、その最初のセリフ。