北村透谷 6

1868年12月29日 - 1894年5月16日
日本の評論家・詩人。明治期に近代的な文芸評論をおこない、島崎藤村らに大きな影響を与えた。...-ウィキペディア

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われわれのほとんどすべての支出は、
他人に真似んが微候なり。

「国民と思想」より

「単純」の隣家には「実行」あり。
実行と単純と双びて初めて宗教の味あるなり。

「単純なる宗教」より

つらつら人間の一生を見るに、罪ということよりも、
罪ということを自ら知らざるものほど大いなる罪人はあらかじと、思わるなり。

「心池蓮」より

造化は人間を支配す。然ども人間も亦造化を支配す。
人間のなかに存する自由の精神は造化に黙従するを肯せざるなり

「内部生命論」より

人間の心の生涯は心の経験なり。心とは霊魂の謂にして、人間の命の裡の生命なり

「心の経験」より

女性は感情動物なれば、愛するよりも愛せらるるが故に愛すること多きなり

「厭世詩人と女性」より
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