二宮尊徳 4

江戸時代後期の経世家、農政家、思想家である。自筆文書では金治郎(きんじろう)と署名している例が多いが、一般には「金次郎」と表記されることが多い。また、諱の「尊徳」は正確には「たかのり」と読むが、「そんとく」という読みで定着している。 経世済民を目指して報徳思想を唱え、報徳仕法と呼ばれる農村復興政策を指導した。-ウィキペディア

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貧となり富となる。偶然にあらず、富も因て来る処あり、貧も因て来る処あり。人皆貨財は富者の処に集まると思へども然らず。節約なる処と勉強する所に集まるなり

「二宮翁夜話」より

すべての商売は、売りて喜び、買いて喜ぶようにすべし。売りて喜び買いて喜ばざるは道にあらず。貸借の道も、また貸して喜び、借りて喜ばざるは道にあらず。

道徳なき経済は犯罪であり
経済なき道徳は寝言である

枯木にいくら肥料をやっても生き返ることはない。
怠け者はその怠け心のために枯木のように滅びてしまう。だから情をかけると生き返るどころか益々滅んでしまう。
怠け者に情をかけるのは一見「仁」のように見えるが、本当は仁ではない。
怠け者に情をかける前に仕事に精を出させ、善行を行うように心を改めさせてから情をかけるべきである。そうすれば若い木が成長するように立ち直る。
何度教えても改心しない者は滅びるしかないのであって援助する必要はない。