0 コメント数 シェア 民族は、どの民族でも、善と悪について、独自のことばを語っている。隣の民族にはそれが理解できない。 民族はみずからのことばを、みずからの風習と掟のなかでつくりだしたのである。 6 タグ
0 コメント数 シェア かれらがよじ登って行くさまを見るがいい。この敏捷な猿どもが!かれらはお互いの頭を踏みこえてよじのぼりつつ、お互いを泥沼に引きずり落とそうとする。 かれらは権力を欲する。そこでまずおびただしい金銭を求める。 3 タグ
0 コメント数 シェア 世の中では、どんなにすばらしいことでもまずそれを演出する誰かがいなければ、何事もはじまらない。大衆はこの演出者を偉人と呼ぶ。 真に偉大なのは創造する力である。大衆にはこのことを理解する力がない。 4 タグ
0 コメント数 シェア 繊細な耳にだけ聞こえる真理を、かれは取るに足らぬこと、虚偽に等しいことと言う。世の中に大きな騒ぎをひきおこす神々だけを、かれは信じているのだ。 演技者は知恵を持っている。しかし知恵に伴うべき良心は、ほとんど持たない。演技者は、どうしたら最も効果的に人びとに信仰を起こさせうるか、人びとをしてかれ自身を信じさせうるか、と考え、そうした手段を疑ったことがない。 6 タグ
0 コメント数 シェア 蝿どもはすこしも悪意なく、あなたの血を欲しがっているのだ。かれらの血のない魂が血を渇望しているのだ。だから、かれらが刺すのも、まったく罪はない。 だが、かれらの毒ある不正のすべてに耐えることが、あなたの不幸な運命とならぬよう気をつけるがいい! 6 タグ
0 コメント数 シェア あなたは寛大で、公正な気持ちを持っているから「かれらが小さな存在だとしてもそれはかれらの罪ではない」と言う。しかしかれらの狭い料簡は言う。「大きな存在はすべて罪である」と。 かれらが心から許すのは、ただあなたの失敗だけである。 4 タグ
2 コメント数 シェア わたしたちがある人間においてある点を見抜くことは、その点に火をつけることである。 だから、小さな人間の場合には、用心しなければならない。 5 タグ ニーチェ - 銘無き石碑 2011-12-02 13:24:31 UTC ニーチェは実は好きなんだ - マングローブ 2011-12-03 00:16:32 UTC
0 コメント数 シェア あなたは、友のためには、どんなに我が身を美しく飾っても飾りすぎることはない。なぜなら、友にとって、あなたは超人への矢であり、あこがれであるべきだから。 ああ、わたしの友よ、人間は克服さるべき或る物なのだ。 5 タグ
1 コメント数 シェア あなたの友が、同情を欲しているかどうかをまずわかっていなければならない。友があなたにおいて愛しているのは、非情の眼と、永遠に澄んだまなざしかもしれない。 あなたはあなたの友にとって、清澄な空気であり、孤独であり、パンであり、薬であるだろうか? 5 タグ 美しい - 名無し 2018-06-17 23:36:38 UTC
0 コメント数 シェア 隣国同士が理解したためしはなかった。かれらはお互いに隣国の妄想と悪意とをいぶかしく思っていた。 まず善悪の評価が必要である。しかし、およそ存続するためには、その民族は隣の民族が評価するとおりに、評価してはならない。 6 タグ
0 コメント数 シェア 人類共通の目標はいまだない。ならば、わが兄弟よ、「人類」そのものがまだ成り立っていないのではないか? 目標が善悪の価値観を生み、善悪の価値観を等しく持つのが民族であるとして、「人類」という民族はいまだに存在しない。 5 タグ
1 コメント数 シェア 自分自身に対するうまくいかない愛が、あなたの孤独を牢獄にしているのだ 第一部 隣人への愛 より 2 タグ 貴方は私を一層孤独にさせる - まゆゆ 死にたい 2014-03-09 22:38:51 UTC
0 コメント数 シェア わたしが聞きたいのは、あなたの心を占めている思想である。あなたが何かのくびきから逃れたということではない。 何からの自由だというのだろうか?それがこのツァラトゥストラに何の意味があるだろう! 7 タグ
0 コメント数 シェア 孤独の者を殺さずにはおかないさまざまな感情がある。 殺すことがうまくゆかなければ、こんどはそうした感情のほうが、生きてゆかれなくなる!しかし、あなたはそうした感情を殺し、とどめを刺すことができるだろうか? 4 タグ
0 コメント数 シェア 自分が正しいと主張するよりも、不正を受け取っておくほうが高貴である。ことに自分が正しい場合にそうである。ただ、それができるのは、豊かな人間に限る。 第一部 蝮の咬み傷 より 5 タグ
0 コメント数 シェア ある男性は、もろもろの天使の徳をそなえた婢女を探し求めた。だが一挙にして、かれはその妻の婢女と化した。そのためいまは自ら天使と化する必要に迫られているらしい。 かれはそれをわが結婚と呼ぶ 3 タグ
0 コメント数 シェア 失敗の人生をおくる者も少なくない。毒虫がその芯をかじっているのだ。そうした者は、その代わりに、死が成功するように試みるがいい。 かれらをその枝にしがみつかせているのは、臆病な心である。 2 タグ