フリードリヒ・ニーチェの名言

フリードリヒ・ニーチェ名言数 336

1844年10月15日 - 1900年8月25日
ドイツの哲学者、古典文献学者。現代では実存主義の代表的な思想家の一人として知られる。古典文献学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・リッチュルに才能を見出され、哲学教授職を希望しつつも、バーゼル大学古典文献学教授となり、辞職した後は在野の哲学者として一生を過ごした...-ウィキペディア

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世界は、けだものが住む暗い森だ。あらくれた猟師たちが勇躍する狩り場だ。
しかし、それよりもむしろ底知れない豊かな大海だと考えるほうが私には向いている。

神々でさえも漁夫となって網を打ちたくなるような海だ。
この世界はそれほど奇妙なもの、大きなもの、小さなものに富んでいる！

あまりにもたくさんの蜜を集めた蜜蜂のように
このわたしもまた自分の貯えた知恵がわずらわしくなってきた。
いまは、知恵を求めてさしのべられる手が、わたしには必要となってきた。

わたしは分配し、贈りたい。

「かれらには何も与えることはない」と聖者は言った。
「むしろかれらの何物かを引き受けて、一緒に担ってやるといい。
それが彼らに対する何よりの親切だ。もしあなたにその気があるなら！」

ツァラトゥストラ第一部より

わたしが愛するのは、一滴の精神もおのれのために残しておくことなく
まったく徳の精神そのものになりきろうとする者

こうして彼は精神の霊となって橋を渡っていく

舞踏する星を産み出すには、人は自分の中に混沌を持っていなくてはならない。

わたしはあなたがたに告げる。
あなたがたはまだ混沌を自分の中に持っている。

なんとなくかっこいいな - 銘無き石碑 2022-08-11 10:49:15 UTC

あなたは危険を己の職業とした。それは少しも卑しむべきことではない。
いまあなたはあなたの職業によって滅ぼされる。
それに報いて、わたしはあなたを手ずから葬ってあげたい。

死にかかっている者はもはや答えなかった。

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そして、いつかわたしの賢さがわたしを見捨てるなら、ああ賢さは飛び去ることを好む！
わたしの誇りが、そのときは、私の愚かさとともに空翔けてくれるように！

ツァラトゥストラ第一部より
なお、ニーチェは晩年、発狂した。

わたしは奔流のほとりの欄干だ。わたしをつかめる者はつかむがいい！
だが、わたしはあなたがたの松葉杖ではない。

ツァラトゥストラはこう言った。

血をもって書け。そうすればあなたは、血が精神だということを経験するだろう。

わたしが愛するのは、血で書かれたものだけだ。

読書する暇つぶし屋を、わたしは憎む

血をもって書け。だが、他人の血を理解するのは容易にはできない。

わたしたちは皆、重荷を背負う力のある、けなげな、牡あるいは雌の驢馬なのだ。

一粒の露をのせてもふるえる薔薇のつぼみではない。

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愛の中には、つねにいくぶんかの狂気がある。
しかし狂気の中にはつねにまた、いくぶんかの理性がある。

第一部より

蝶やシャボン玉、ないしはこれに似た人間たちこそ、幸福を、最もよく知る者のようだ。

第一部より

意味がこもっていて涙が出ました - ゆきかぜ 2012-10-27 14:04:57 UTC

怒っても殺せないときは、笑えば殺すことができる

さあ、この重力の魔を笑殺しようではないか！

君が元気そうだし安心したわ。だから、連絡は回数を減らすよ。 - 銘無き石碑 2022-04-06 01:46:29 UTC

だが、高貴な者は、万人にとっての邪魔者だということも知らねばならない。

善人たちにとっても、高貴な者は、邪魔者なのだ。

ああ、わたしは自己の最高の希望を失った高貴な人びとを知っていた。
そのとき、かれらは一切の高い希望を誹謗する者と変わった。

それからかれらは束の間の歓楽を追って、厚顔無恥に生き
その日暮らし以上の目標を立てることをやめた。

かつてはかれらも英雄になろうとした。
かれらは、いまでは放蕩者でしかない。
かれらにとって、英雄は恨みと恐怖の対象だ。

かれらの精神の翼は破れた。
精神は、這いまわり、噛みつき、汚す虫けらとなった。

かれらの箴言はこうだ。
「この世に生きつづけているのは愚か者である。
まったくそれほどまでに我々は愚か者なのだ！
このことこそ、人生における最も愚かなことである！」

かれらは死体でありたいのだ。

人生を激務と考え、忙しいと見ているあなたがたも
はなはだしく人生に倦んでいるのではないか？
あなたがたも死の説教を聞くのにふさわしく、十分に熟れているのではないか？

第一部死の説教者より

悪意を持つこと、これが真の善意となるはずだ。

同情やらで隣人の人生を耐えがたいものにすべきではない。

同情は善意ではない。悪意を真の善意と捉えるには、補足説明が必要だろうな。 - 銘無き石碑 2022-04-26 03:42:12 UTC

あなたがたの勤勉は逃避であり、自分自身を忘れようとする意思だ

あなたがたは自分自身の始末に困っているのだ

それとも永遠の命を説くのだというのか。私には同じことだ。

第一部死の説教者より

あなたがたは、憎しみや妬みなどは知らぬというほど偉大ではない。
だから、それらを恥と思わぬほどの偉大さにまで達するがいい。

たとえ認識の聖者となりえなくても、せめて認識の戦士となってほしい！

小娘たちには言わせておけ。
「善いこととは、優しい感動に満ちたこと」と。

勇敢であることが善いことである。

長々と生きてもはじまらない！
どのような戦士が、手加減してもらいたがるだろう。

わたしはあなたがたをいたわらない。

確かにそう - 銘無き石碑 2011-12-02 13:25:17 UTC

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