倦怠
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この世に厭きた者! そのくせあなたがたはこの世から遠ざかりもしなかった!
わたしはあなたがたが相変わらず地上に未練を覚えているのを見た!
己の地上への倦厭にかえって惚れ込んでいるのさえ見た!
古い石の板と新しい石の板 より
フリードリヒ・ニーチェ
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ドイツの哲学者、古典文献学者。現代では実存主義の代表的な思想家の一人として知られ...-ウィキペディア
倦怠を生むのは、焦燥、肉体の焦燥なのだ。
肉体はいずれ死ぬ運命を自覚して焦り
老い先短い、落ち目の、しょぼくれた人生をめいっぱい利用したいと焦り
それなのに、人が皆、老い先短い、落ち目のしょぼくれた存在に思えて
誰も愛することができずに、また焦るのである。
「ある島の可能性」より
ミシェル・ウエルベック
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ミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq [miʃɛl wɛ...-ウィキペディア