満洲国

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大ばくち 身ぐるみ脱いで すってんてん

辞世の句。
自らの人生と満洲国の運命をかけたものと言われる。
甘粕正彦 2

1891年生まれ。甘粕事件を起こした。後に満洲国の官僚・政治家として活躍。 終戦...

一年早く満洲重工業株式会社を創立していたならば
僕は時代に先駆けることができた。
もし僕がアメリカの資本と技術と機械とを
満洲国に導入することに成功していたならば
日本は、その鉾先をソ連に向け、アメリカとの提携を成立させ
独伊との枢軸関係を結ばずにいて
アメリカは満洲国を外面はともかく実質的に承認し
それによって支那事変も起こらず
世界の情勢は別の進路をたどったかもしれなかった。

満洲重工業株式会社とは、満洲国に埋蔵する地下資源を担保にして
米国資本からの融資を受け、米国製の大型の工業機械を大規模に導入し
満洲国において高度成長を成し遂げる、という
彼が提唱した国家事業のための会社だった。
日本国内の反発はあったものの首脳部の支持を取り付けて実現された。
米国経済界の反応は好意的であった。
しかし、パネー号事件などで、米国との関係がその後急速に悪化したために当初の計画は頓挫した。
満洲重工業株式会社の総裁を辞任した直後、ヤマトホテルにて武藤富男に語った内容。
鮎川義介 2

1880年生まれ。日産コンツェルンの創始者。


    あまり領土が広範囲になると守るのも困難そうだよなぁ - 銘無き石碑

満洲国は、決して日本が作った国家ではなく
関東軍と日本陸軍が現地政治家と協力して作った国家であると思っていた。
そして将来はイギリスからアメリカが独立したように
満洲国は民族協和の完全な独立国にならねばならぬという思いを
ひそかに抱いていた。

「私と満洲国」より
武藤富男 3

日本および満洲国の司法官僚。キリスト教の牧師。