身にしみる

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人間は調子のいいときは、自分のことしか考えないものだ。
自分に不運がまわってきて、人にも世間にも捨てられ、
その日その日の苦労をするようになると、はじめて他人のことも考え、
見るもの聞くものが身にしみるようになる。

「山本周五郎全集」より
山本周五郎 12

日本の小説家。本名、清水 三十六(しみず さとむ)。...-ウィキペディア