どこかに都合よく子どもの面倒を見てくれるところがないかと、
親は思っているんだと思います。
幼稚園や保育園だけではなく、幼児教室のようなものもあって、
たくさんの子どもたちが通っています。
親も、教室の経営者も、
遊び相手や友達ができていいとか、
家にばかりいたら引きこもりになるとか、
さまざまな理由を探すでしょう。
けれども、早期教育とか、そういうところまでの意識は特にないと思います。
とにかく子どもがそこにいる間、親は、『自分の手がかからない』。
誰もそう言わないかもしれませんが、それが本音じゃないでしょうか。
吉本隆明