落ちついて死ねそうな草もゆる抜けたら抜けたままの歯のない口でだんだん似てくる癖の父はもうゐないともかく昼寝のまくら一つ持ついつか死ねる木の実は播いておく焼かれる虫の匂ひかんばしく 晩年の著作 種田山頭火 精神医学 (21) 俳句 (14) 種田正一 (2) 晩年 (3) 種田山頭火 2