本村洋に対して

君は、この職場にいる限り、私の部下だ。その間は、私は君を守ることができる。
裁判は、いつか終わる。一生かかるわけじゃない。その先をどうやって生きていくんだ。
君が辞めた瞬間から、私は君を守れなくなる。
新日鐵という会社には、君を置いておくだけのキャパシティはある。
勤務地もいろいろある。
亡くなった奥さんも、ご両親も、
君が仕事をつづけながら裁判を見守っていくことを望んでおられるんじゃないのか

門田隆将『なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日』(新潮者,2008)P92
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日高良一 名言数 2

1978年、九州大学工学部 鉄鋼治金学科を卒業。新日鐵入社。光製鉄所に配属され、現場エンジニアから製鋼工場長にまで昇進。

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