小林多喜二 3
大正昭和時代のプロレタリア作家
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金利貸、銀行、華族、大金持は、嘘のような金を貸しておけば、
荒地は肥えた黒猫の毛並みのような豊饒な土地になって、間違いなく
自分のものになって返ってきたのである
「蟹工船」より
おい地獄さ行(え)ぐんだで!
『蟹工船』(岩波文庫版7頁)
「人間の命をなんだって思ってやがるんだ!」
「人間の命?」
「そうよ。」
「ところが、浅川はお前たちをどだい人間だなんて思っていないよ。」
『蟹工船』(岩波文庫版36頁)