小林一茶 5
江戸時代を代表する俳諧師の一人。本名・小林弥太郎
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人の富めるをうらやまず、
見の貧しさを嘆かず、ただ慎むは貪欲、
恐るべきは奢り。
「断片」より
霧の世は、霧の世ながら、さりながら
「おらが春」より
露の世は露の世ながらさりながら - 怨霊
歯固の歯一枚もなかりけり。
歯は齢を意味し、しっかり噛むことが健康の源泉である。「歯固」より
金がないから何もできないという人間は、
金があってもなにも出来ない人間である
人の世は 地獄の上の 花見かな
世の悲惨から目を背け、「太平楽」に生きている者たちは、自分達の「幸福」なるものが、どんなに危うい基盤の上に成り立っているのかを自覚しない。その先に待ち受けるものは…?