0 コメント数 シェア 作家が何を書こうと、尊重すべきである。彼が反社会的であれば、読者の軽蔑がそのかたきを討ってくれる。言論出版は自由であるべきだ! レチフ・ド・ラ・ブルドンヌ著『パリの夜』岩波文庫148頁
0 コメント数 シェア この世界に一人として私の奴隷はいませんし、私のためにただ働きをするものもいませんからね。私には心配な取引や訴訟がありません。政治的、物質的、精神的などんな異変にも、いささかも不安を抱きません。人間のあいだになくてはならないきずなが存在するかぎり、私は生きていくでしょう。そのきずなとは、人間が互いを必要とするということです。 レチフ・ド・ラ・ブルドンヌ著『パリの夜』岩波文庫26頁
0 コメント数 シェア 聖職者は彼らの宗旨こそ重要だと思いこんでいるが、彼らは間違っている。重要なのは隣人愛である。彼らはミサを行なう時にも隣人愛を犯す。現世においては、愚かな者や屁理屈屋や誤った強情な精神の持ち主によって、いっさいの悪がなされる。 レチフ・ド・ラ・ブルドンヌ『パリの夜』岩波文庫239頁