アルフレッド・ド・ヴィニー 8

1797年3月27日 - 1863年9月17日
アルフレッド・ド・ヴィニー(Alfred Victor, comte de Vigny、1797年3月27日 - 1863年9月17日)はフランスの作家、劇作家、詩人、貴族(伯爵)。フランス・ロマン主義の一員として知られる。...-ウィキペディア

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不幸そのものの観照がわれわれの魂に内的な悦びを与える。しかも、その歓びは不幸を観照することの努力から生ずる

「詩人の日記」より

倦怠は人生の大患である。人は絶えず人生の短いことを嘆くが、その実、人生は永すぎる。なぜなら、人はその使い道を知らないからである

「詩人の日記」より

ひとつの思想に導かれて進みつつある時代は、
砂漠の中を進軍する軍隊に似ている。
落伍者たちこそ不幸なれ!後方にとどまることは、すなわち死である。

「詩人の日記」より

私は恋の要求する準備が、恋の死滅の萌芽の一つとなうのじゃないかを疑う。絶えず警戒し続けることの必要が、ついには恋し合う人たちを疲労させてしまう

「詩人の日記」より

何はさておいても、人は心からの希望を絶滅せねばならない。怒りの爆発もなく、天を恨むこともなく、平和な絶望こそ英知そのものである

「詩人の日記」より

キリスト教は永遠のカメレオンである。
それは絶えず変形する。

「詩人の日記」より
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名誉とは良心であり、その中でも熱烈な良心である。

「軍隊の屈従と偉大」より

世界の歴史は一般的な世論に対する権力の闘争のほかならない。
権力が世論に従うときは強く、それに逆らうときは崩壊する。

「詩人の日記」より