川端康成 12

1899年6月14日 - 1972年4月16日
日本の小説家、文芸評論家。大正から昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学の頂点に立つ作家の一人である。大阪府出身。東京帝国大学国文学科卒業。 大学時代に菊池寛に認められ文芸時評などで頭角を現した後、横光利一らと共に同人誌『文藝時代』を創刊。西欧の前衛文学を取り入れた新しい感覚の文学を志し...-ウィキペディア

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いかに現世を厭離するとも、
自殺は悟りの姿ではない
いかに徳行高くとも
自殺者は大聖の域に遠い

この作家に関する本を読んでいたときに
見つけ、ハッとしました。

別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。

男の格言

    沙参 秋の花です。はかなげな君の 佇まいにぴったり。 - 銘無き石碑

    君とは別れないよ。誕生日に毎年お花を贈るって素敵だね。 - 銘無き石碑

    私といて、君が惨めになるなら、無理して君のそばにいないよ。君が可哀想だから。 - 銘無き石碑

男が家庭を持ちたいってのは、思い切り阿呆になれる場所がほしいからだ。

男の格言

たとえばどんなにいいことにしろ、
それを知るべき年齢よりも早くそれを知れば、
それは悲劇の色しか帯びない。

化粧と口笛

人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番だ。

忘れるにまかせるということが
結局最も美しく思い出すということなんだ

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ところが、こう写実と見えて、永遠の理想の象徴でね。いじらしいようなあどけなさのうちに、澄み渡る大きさがあるし、しみるように静かで深い力の動きがある。うちの女どもとは、残念ながら智恵の深さがちがうようだね。

ぼくの文章はとにかく、仏像の口絵はほしいな。日本の美の伝統を見ないで、国語はありませんよ。

日本が敗けて、矢木の心の美がほろんだと、いうんですの。

「きれいな夕やけですわ。」
その空の色は、首飾りの真珠にも、うつるようであった。


    川端康成の文章は綺麗だし好きです - 銘無き石碑

しかし、それよりも、波子さんの幸福などというものに、ぼくもまちがって、とらわれていたのかもしれませんね。

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そう、あの時ね・・・。ぼくは若かったから、あなたの心理の、判断に迷ったんですよ。