シュタイン博士 7

ソウルイーターの登場人物。天才的な男。

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昔ね、俺の凶暴性や利己的な考えを恐れた馬鹿な医者どもが、俺を分析したんだよ。
ミステリー小説の謎を解くような、嬉しそうな顔をして！
何か昔にあったんじゃないか、悪い影響を与えるものに触れたんじゃないかって、
無い頭で一生懸命に推理してたなぁ！
まったくくだらない。片っ端からバラバラにしてやりたかったよ！

幼稚園の、先生の言うとおりにお遊戯する連中を見て、吐き気がした！
机につき、前の黒板に集中してノートをとる連中を見て、失禁しそうになった！

道は誰が敷く？
外れていると何故わかる？

道理ね……
では訊くが、
その道理ってのをキミに植え付けたのは、一体誰なんだ？

おまえの言う道理というものは、
すでに形骸化されたカスの様な概念ではないのか？
そのカスのような考えを、今おまえの求めている真実に当てはめた所で、
それは噛み合うことのないパズルと何ら変わりはない。

世界は薄汚い大人の屁理屈で回っているものだ……
真実は権力者たちの思惑と建前に隠匿され、
はっきりとした実像を結ぶ事はまずない。
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恐怖と闘う覚悟があるか、俺と来るか来ないか、
君たちの魂が決めろ。