アルトゥル・ショーペンハウアー 91

1788年2月22日 - 1860年9月21日
ドイツの哲学者。主著は『意志と表象としての世界』(Die Welt als Wille und Vorstellung 1819年)。 仏教精神そのものといえる思想と、インド哲学の精髄を明晰に語り尽くした思想家であり、その哲学は多くの哲学者...-ウィキペディア

貧しい人は貧困と辛苦によって躾けられる。

読書とは、自分で考える代わりに
他のだれかにものを考えてもらうことである。

読書中のわたしたちの頭の中は
他人の思考の遊び場であるに過ぎない。

紙の上に書かれた思考とは、
けっして砂の上の足あと以上のものではない。

悪書は単に無益であるばかりでなく、
じっさい有害でもある。

わたしたち読者の側に関していえば、
非読者術がきわめて重要である。

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本物の文学と、うわべだけの文学が存在する。

本物は時代を超えて残る文学へと成長する。

本物の文学は真摯に、静かに、
そしてことのほかゆっくりとわが道を行く。

うわべだけの文学は、
あたふたと駆け抜けてゆく。

思想は世界を動かす。

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作家の作品を読むことによって、
その作家の特注まで
身につけられるわけではない。

悪書は知性にとって毒である。

良書を読むための条件は、
悪書を読まないことである。

作品は著者の精神のエッセンスである。

くだらぬ人間は皆、気の毒なくらいに社交好きだ