0 コメント数 シェア Thou sure and firm-set earth, Hear not my step which way they walk,for fearThy very stones prate of whereabout,汝、堅固なる大地よ、おれの足音を聴くなよ,汝ら石たちよ、おれの居場所をぺちゃくちゃと喋ってはならん。 『マクベス』第二幕第一場ダンカン王暗殺を決意し、彼の寝室に向かうマクベス。罪の意識に脅える者には、この世の神羅万象に意思があり、自分の行いに鋭い眼を向けているように感じられるのです。 1 タグ
0 コメント数 シェア False face must hide what the false heart doth know.嘘の心は、嘘の顔で隠さねばならん。 (『マクベス』第一幕第七場) 1 タグ
0 コメント数 シェア Can honor set to a leg? no. Or an arm? no. Or take away the grief of a wound? No. Honor hath no skill in surgery, then? No. What is honor? A word. What is in that word “honor”? What is that “honor”? Air. 名誉が足を元通りにできるのかい?いや、無理だろ。腕は?それも無理だ。傷の痛みを消してくれるのか?できっこない。名誉に外科医の心得なんてないだろ?そのとおり。名誉って何だ?言葉さね。何なんだ、その「名誉」という言葉は?「名誉」ってやつはいったい何者なんだ?空気さね。 『ヘンリー四世』第一部(第五幕第一場)
0 コメント数 シェア Honour pricks me on. Yea, but how if honor prick me off when I come on? How then? Can honor set to a leg? no. Or an arm? no. Or take away the grief of a wound? No. Honor hath no skill in surgery, then? No. What is honor? A word. What is in that word “honor”? What is that “honor”? Air. 名誉って奴がおれをせっつく。だがいざという時、その名誉のために傷つけられたらどうするんだ?名誉が足を繋げてくれるのかい?いや、無理だ。腕は?それも無理だ。傷の痛みを取り去ってくれるのか?できっこない。名誉に外科医の心得なんてないだろ?そのとおり。名誉って何だ?言葉だ。名誉という言葉には何があるんだ?名誉とはいったい何ものなんだ?空気だ。 『ヘンリー四世』第一部第五幕第一場戦場で傷ついた心と体は、「名誉」という空虚な言葉では取り戻せない。 6 タグ
0 コメント数 シェア Use every man after his desert, and who should 'scape whipping? すべての人間を相応に扱ったら、鞭打ちを免れる者がいるだろうか? 『ハムレット』第二幕第二場エリートであれ大衆であれ、人間は支配欲、権力欲といった「原罪」から自由ではない。「自分は例外」と己惚れることほど滑稽なことはない。 5 タグ
0 コメント数 シェア Richard loves Richard; that is, I am I. Is there a murderer here? No. Yes, I am: Then fly. What, from myself? Great reason why: Lest I revenge. What, myself upon myself? Alack. I love myself. Wherefore? for any good That I myself have done unto myself? O, no! alas, I rather hate myselfリチャードはリチャードが好きだ、そう、俺は俺だ。人殺しがここにいるのか?いや、人殺しは俺だ。では逃げようか。なんと、おのれ自身からか?。一体どんな理由で?復讐が怖ろしいからか。なんてことだ、自分で自分に復讐するのか?ああ、俺は自分が好きだ。なぜだ?なにか善行を尽くしてきたからか。いいや、違う!むしろ俺は自分が憎い。 (『リチャード三世』第五幕第三場)悪事に悪事を重ねて王位に就いたリチャード・グロスター(リチャード三世)。しかし得意の絶頂は長くは続かない。臣下の相次ぐ反乱に遭い、最後の決戦の前夜、自分が殺してきた者たちの亡霊に苦しめられます。彼の台詞からは、良心の呵責ゆえの自己嫌悪と、歪んだナルシズムが激しく交差していることがわかります。 1 タグ
0 コメント数 シェア Love looks not with the eyes, but with the mind,And therefore is wing’d Cupid painted blind.愛は眼ではなく心で見るの。ゆえに、翼のあるキューピッドは盲目に描かれるのだわ。 (『真夏の世の夢』第一幕第一場) 1 タグ
0 コメント数 シェア The fool doth think he is wise, but the wise man knows himself to be a fool.愚か者は自分を賢者と思うが、賢者は自分が愚かであることを知っている。 『お気に召すまま』第五幕第一場真の賢者は慢心せぬもの。 1 タグ
0 コメント数 シェア With mirth and laughter let old wrinkles come.And let my liver rather heat with wineThan my heart cool with mortifying groans.Why should a man whose blood is warm withinSit like his grandsire cut in alabaster,しわくちゃの年寄りになるまで、陽気に笑っていたいね。心臓を冷やしてうんうん唸るよりは、ワインで肝臓を温めたほうがいい。あたたかい血の通っているやつが、なぜご先祖様の石膏像みたいに鎮座ましましていなきゃならないんだね。 『ベニスの商人』第一幕第一場 1 タグ
0 コメント数 シェア O,wonder! How many goodly creatures are there here!How beauteous mankind is! O brave new world,That has such people in't!” まあ、不思議!ここには何てたくさんの善い人たちがいるのかしら!人間とは何とすばらしいものなのだろう!ああ、すてきな新世界!このような人たちがいるのだから! 『あらし』第五幕第一場人類の未来とはかくあってほしいもの。 1 タグ
0 コメント数 シェア Cry havoc and let slip the dogs of war!破壊と戦争の犬どもを放て! 『ジュリアス・シーザー』第三幕第一場憎悪と不寛容が支配する今日の世界、彼方此方からこの叫びが聞こえてくる。 3 タグ