デール・カーネギー 120

1888年11月24日 - 1955年11月1日
アメリカの作家で教師にして、自己開発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者。ミズーリ州の貧しい農家に生まれ、今日でも支持の高いベストセラー『人を動かす』(1936年...-ウィキペディア

不可能だと思わない限り、人間は決して敗北しない。

優柔不断は疑いと恐怖を生み出し、行動は勇気を生み出す。

落胆と失敗は、人を確実に成功に向かわせる試金石である。

人は皆深く根を下ろした興味や趣味を持つべきだ。
精神は豊かになるし、生活がぐっと楽しくなる。

他人を助けるように心がければ、恐怖は消え去る。


    対人関係の基本 - 銘無き石碑

熱中は性格を作る原動力である。物事に熱中できなければ、
いくら才能があっても何時までも芽を出さない。

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分別と忍耐力に支えられた炎のごとき情熱を持つ人は、
一番成功者になれる資格がある。

熱中は、自分の取り組んでいる事柄の何かある一面に心底から
ほれこむ場合に、生まれてくる。

何かを成し遂げようという気持ちがなければ、
世間のどこへ行っても頭角を現せない。

悩み事は次の三段階の解決策によって克服することだ。
1.まず最悪の事態を考えてみる。
2.どうしても避けられないと分かったら、あっさり覚悟を決める。
3.次いで、気を落ち着けて、事態の改善に取りかかる。

私たちの疲労は仕事によって生じたのではなく、
悩み、挫折、後悔が原因となっていることが多い。

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私たちが的に憎しみを感じると、
むしろ自分自身が敵に支配されることになる。

幸福に酔いしれているように振る舞いながら、
同時に浮かぬ顔で沈み込んでいることは肉体的に不可能だ。

取るにも足らぬこと-人生の白アリ-に自分の幸福を食い潰されるな

「記録を調べてみよう」。そして、こう自問するのだ。
「平均値の法則によると、不安の種になっている事柄が実際に起こる確率はどのくらいだろうか?」

悩みから逃れて、心の安らぎを求めるならば、
小事にこだわってはならない。

公平な目でありとあらゆる事実を集めないうちは、
問題に手も触れないことにしよう。

最悪の事柄を受け入れてしまえば、もはや失うものはなくなる。
裏を返して言えば、どうころんでも儲けものなのだ!

自分の決心が正しいかどうか心配して、貴重な時間を浪費するな。

もし、悩みに関して古今の大哲学先生が書いた
言葉のすべてを要約すれば、次の二句に尽きる。
「はしのたもとに行き着くまでは橋を渡るな」
「覆水盆にかえらず」

疲れるのは心配するからだ。眠れないからではない。

解決策が得られるまで、問題をありとあらゆる観点から考える。
だが問題が解決したら、もう二度と気にしないことだ。

年月がたつにつれて、私は徐々に自分が悩んでいたことの
99パーセントは決して起こらないのを知った。

どうせ望みのもの全てが手に入らないのなら、
心配と後悔で毎日を台無しにするのはよそう。

不可抗力に逆らうに足る十分な気力と体力を持ちあわせており、
同時に新しい生活を創造するに足るだけの余裕を残している
人間など、誰一人として存在しない。