デール・カーネギー 120

1888年11月24日 - 1955年11月1日
アメリカの作家で教師にして、自己開発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者。ミズーリ州の貧しい農家に生まれ、今日でも支持の高いベストセラー『人を動かす』(1936年...-ウィキペディア

私はカナダの常緑樹林を何百キロも旅したことがあるが、
吹雪や氷で損傷を受けたトウヒやマツを見かけたことはない。
これらの常緑樹林は身を屈する方法を、枝の垂らし方を、
避けようのないものに同調する方法を知っている。

われわれの精力は神から授かった貴重なものだから、
価値あるものにだけ費やさねばならぬ。

人の未来は自分が今日考えていることに非常に大きく左右される。
だから希望と自信、愛と成功のことばかり考えるのだ。

何を幸福と考え、また不幸と考えるか
その考え方が、幸不幸の分かれ目なのである。

人生はまさにブーメランだ。人に与えたものは手元に返ってくる。

私たちが取り組むべき唯一最大の問題は、
正しい考え方を選ぶことにある。もしこれができたら、
私たちの問題にはことごとく解決の道が開けていくであろう。

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事態を好転させるチャンスがある限り戦うべきだ!
けれども、常識で判断してもはや万事休すとなれば、
「悪あがきをしたり逆転を望んだりしない」ことが正気の沙汰というものだ。

「天国は心のなかにある」とはキリストの言葉だが、
地獄もまた同様である。

チャンスを自分で探し求める者はごくまれだし、チャンスを逃して
痛い目に合ってもまだ目を閉じているものが多すぎる。

実際に不運に見舞われてみると、それまで心配で張り詰めていた
気持ちはすっかり和らぎ、幸福は相対的なものだということを悟る。

人に対する増悪、不信、不親切を
心のなかに起こさせる事柄は、全て忘れよう。

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疲れるのは仕事のせいではない。心の持ちようが悪いのである。

過去を建設的なものにする方法は、天下広しといえども、
ただ一つしかない。過去の失敗を冷静に分析して何かの足しにする
--あとは忘れることだ。

昨日のジャムを煮詰めて、明日のジャムのことを心配する
--今日のジャムをたっぷり塗ろうとしないで。

明日のことは配慮すべきである。細心の注意を払って計画し、
準備すべきであろう。だが、心配するには及ばない。

人生とは、今日一日一日のことである
--確信を持って人生だと言える唯一のものである。

今日という日は、悩みや後悔の硫酸で
腐らせてしまうには、あまりにも貴重な日だ。

幸福が過ぎ去るまでは、めったに気づかない。
かと思うと幸福が戸口にいるというのに、めったに気づかない。

人に尽くす喜びだけを生き甲斐にしようではないか。


    君は異性に尽くしているか? - 銘無き石碑

あなたが明日会う人々の四分の三は、
「自分と同じ意見の者はいないか」と必死になって探している。

人間嫌いを直す簡単な方法は一つしかない。
相手の長所を見つけることだ。長所は必ず見つかるものだ。

友人を得る最上の方法は、まず自分が友人になることだ。

友人を得、こちらの考えに同調させる最も確実な方法は、
相手の意見を十分に取りあげてやり、自尊心を満足させてやることだ。

友人がほしければ、友人のことを
いつも心にかけるように心がけることだ。

相手を腹の底から笑わせることができれば、友人になる道が開ける。
相手が一緒になって笑うのは、いくらかでもこちらが好きな証拠だ。


    「長生きして~」は一発ギャグになるレベルに極めて近い。 - 銘無き石碑