イデオロギー
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経済的繁栄の結果として得られた現状維持の思想は、一人一人の心の中に浸み込んで、
自分の家族、自分の家を守るためならば、どのようなイデオロギーも当面は容認する、
という方向に向かっている。
人々はつねられなければ痛さを感じないものである。
技術社会の進展が、技術の自己目的による
オートマティックな一人歩きをはじめる傾向に対抗して、
国家はこのような自己内部の技術社会のオートマティズムを制御するために、
イデオロギーを強化せねばならぬ傾向にある。
社会主義インターナショナルは単に多数民族、強力民族が少数民族をみずからの手中におさめるための口実として使われているにすぎない。