愛情:優しさ:思いやり
女性が、
男の人のはなしに心から耳を傾けること、
「うわぁ、素敵、それで?」と
眼を輝かして夢を聞いてあげること。
それだけでいい。
誰も認めてくれなくったっていいの。
「わたしっていいなぁ!」って、
ときどきにっこりして、
自分を抱きしめるの。
そうすれば、恋は豊よ。
そういう自分を、
ある人のために、
無条件に、惜しげもなく投げ出すのよ。
「愛する言葉」より。
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本当に男は男で、女は女よ。
「愛する言葉」より。
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私は岡本太郎とともに五十年走ってきた。
自分らしくとか、何が生き甲斐かなんて
考えてるヒマはなかった。十分に、ギリギリに生きた。
極限まで。
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ときにまとっていてもいいけれど、
そんなにしがみつくほどの価値とは思えない。
おとこもそういうものはもうすこし気軽に考えて、
中身の方をのびのびとふくらませてほしい。
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女は可哀そうなもの、
独りでひそかに泣いているものを、
胎内にくるみこんでやりたい本能がある。
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気づいた。 - 野の
それは女の無条件な優しさなのだ。
岡本太郎はどういう訳か、それを知っていた。
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女性たちは、自分が女として見られていると
刺激されて、ハイになるのよ。
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女には理屈では納得できない、
独特の脈略というものがあるのよ。
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男と女は真剣勝負。
それが楽しいのよ。
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眼と眼を見合す。ほんとうに真正面から相手を見なければダメ。
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私のほうを向いてくれなければとか、
優しくしてほしいとか、
そういうのは我欲ね。
所有したいというのは、
本当の恋じゃない。
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その人がそばにいなくて、
「さびしいな」と思うとするでしょう。
「もしかしたら、誰か他の人のところに
いってるかもしれない」って想像したり。
でも、ニコニコしてればいいじゃない。
そのときはつらくても、その人が帰ってきたら、
「わあ、うれしい!帰ってきた!」って、
笑ってればいいの。
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愛情があるかどうかを確認しないと、
成り立たない関係なら、
やめたほうがいいわね。
彼のことをすきなんでしょう?
いいじゃない、それで。
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みんな自分が大事で、痛いのは嫌。
それでは生きている。という実感は掴めない。
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男は考え違いをしている。
一生懸命、無理して役割を果たしているのに、
女はちっともわかってくれないと心外に思っているだろうが、
わたくしたちは、何もそんなことを頼んでいないのよ。
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男は力がなければいけない。
私は何も威張ってろとか、
暴力的であればいいといっているのではない。
静かで、普段おとなしくても、
存在感がある、という男に女は弱い。
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「女は何のかんの言っても、所詮、金だ」
なんていい気になっていると、
結局、ほんとうの女の魅力、
凄みには遭遇できないものと、
あきらめるべきね。
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「女ってたいがいバカなんだよな。
バカなんだけどわかっているんだ」って
いいでしょう?わかっているのよ。
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嬉しい人。凄い人。こんな男に女は鍛えられる。
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女は自分の中に子宮を持っている、
自分で自分をはらむことは出来ないけれど、
感覚として、自分を包み込むことは難しくない。
だから女は一人でも生きてゆける。
だが男の人は可哀想だ。
彼らはみんな、母狐に追っ払われら孤児なのだ。
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私は太郎さんを、
なま身の生が終わっても、
最後の最後まで、
女にいのちを預けてくれた人として、
大切に、胸の谷間に、子宮の奥に抱きしめて、
ともに生きてゆきたい。
「愛する言葉」より。
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掌で撫でまわすように、
細かいひだまでわかって、
一体になりたい。
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いつでも私の胸に倒れ込んできていいのよ。
私には用心しなくていいの。
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子宮の中にくるみ込んで、
あっためてあげたい
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