ただ執拗に 飾り立てる
切り落とされると知りながら
ただ執拗に 磨き上げる
切り落とされると知りながら
恐ろしいのだ 恐ろしいのだ
切り落とされる その時が
切り落とされた その髪は
死んだあなたに 似てしまう
髪も爪も みな宝物のように
美しく飾り立てるのに
なぜ自らの体から切り離されただけで
汚く不気味なものとなってしまうのだろう
答えは簡単
それらは全て
自らの死した姿に ほかならないからだ

ジャンプ・コミックス『BLEACH』29巻冒頭の詩(?)より。
久保帯人


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