が、ばらばらになった世界のなかに、ひたすら彼の天分の力によって、
新しい面ざしを彫り刻み、人々がその方に眼を向け、
それを知るように強制することができるだろうか?
さらにまた、それを知ることによって、それを愛させることができるだろうか?
これはけっして、論理家の仕事ではなく、創造する者、彫り刻む者の仕事である。
おそらく、その者のみが、おのが弁明を要せぬ大理石に挑んで、
そのなかに、愛を目覚めさせる力を刻み込むのである。
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