人は皆さまざまな教育をとおして、
自分の内に隠されているこうした可能性を現実のものとしながら、
今ある状態の自分になってきたのです。
それゆえ、各人に固有の自己を形成していく過程を一般に成長と呼び、
それがスムーズになれるように援助するさまざまな作用を教育と言うのです。
AERA Mook 13『教育学がわかる。』(朝日新聞社,1996)P68
増渕幸男
増渕幸男 5
1945年生まれ。東北大学教授。