いずこからともなくやってきて、行く末も知れずにはかなく消え去ってゆく者が、
人生という舞台でつかのまに放つ光彩は、胡散くさくまがいであり、
だが、それゆえにこそひときわ燦然としている。
AERA Mook 55『シェイクスピアがわかる。』(朝日新聞社,1999)P52
高田茂樹
高田茂樹 1
1954年生まれ。金沢大学文学部助教授。