本質主義を批判せねばならないとすれば、そのときには、
自分がそれなしでは生きていけないような大切な「本質」をこそ
批判的に見直すという態度が必要だ
ある人にとってそれは「男」であるということかもしれないし、
別の人にとっては「日本人」や「正常」であるかもしれない。
AERA Mook 78『ジェンダーがわかる。』(朝日新聞社,2002)P13
加藤秀一
加藤秀一 3
1963年生まれ。明治学院大学社会学部教授。